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2010年 12月 15日
先日他界した黒岩 比佐子さんの本を図書館で探していたら 「音のない記憶」という本があった。 題名に魅かれた。本をめくると写真がすごい。 ろうあの写真家 井上孝治さんの評伝だ。 レイチャールズやスティビーワンダーをはじめ盲目の音楽家の存在は 数多く耳にすることがあるが ろうあの写真家や画家について知ることはなかった。 単純にひとつの欠点が他の感覚を研ぎ澄ますというものでもないのかもしれないし、 単に情報として出てこないだけかもしれない。 井上孝治さんは聴覚障害のためプロの写真家としての道は開けなかったが 1950年代の福岡、沖縄などの街と人の写真を数多く残している。 (「想い出の街」「こどものいた街」) なんだかすごくいいのだよなぁ。 単にノスタルジックな時代背景だけではなく。 …輝いていた星が一つ一つ光を失い、外輪山から日が差し込んだ瞬間、 馬たちが起き上がりました。大自然の壮大な交響曲の始まり。 耳が不自由だからこそ、天の音楽が聞こえるのです。… (井上さんのインタビュー記事より) 黒岩さんのルポもとても丁寧で、 この本が残されたことによって井上さんの写真とも出会えるという 出会いの連鎖というか、感銘の連鎖というか、 そういうものは確実に流れていくのだから そういうことも含めてすごいなぁ と思いながら、空を見上げる。
by blueyard
| 2010-12-15 14:25
| 本
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